2024年 歴史好きにおすすめのイベント・祭り年間カレンダー

歴史好きにおすすめの祭り・イベント年間カレンダー

2024年に日本全国で開催される、おすすめの祭りや歴史系イベントを月ごとにピックアップ!人気の戦国武将にちなんだ祭りやご当地ならではの歴史を感じられるイベントをご紹介します。

※日程等は変更・中止となる場合があります。必ず事前に公式サイト等の情報をご確認ください。

目次

2月の祭り・歴史系イベント

2月第2日曜「戦国肥後国衆まつり」(熊本県和水町)

熊本県和水町では、毎年2月に「戦国肥後国衆まつり」を開催。見どころは、天正15(1587) 年 に和水町にある田中城で起こった肥後国衆一揆の再現です。和仁軍勢と豊臣軍勢に分かれ、壮絶な戦の様子を描きます。ほか、ステージイベントなどもあり、町中が盛り上がります。

3月の祭り・歴史系イベント

3/17「孫市まつり」(和歌山県和歌山市)

戦国時代に活躍した鉄砲大将・雑賀孫市と伝説の鉄砲集団・雑賀衆にちなんだ「孫市まつり」。雑賀衆の本拠地だった和歌山市駅周辺で武者行列、鉄砲演武などが行われ盛り上がります。

4月の祭り・歴史系イベント

4/28「武田勝頼公まつり」(山梨県甲州市)

山梨県甲州市では、武田家最後の武将・武田勝頼公の功績を伝える「武田勝頼公まつり」が毎年4月末頃に開催。武者行列や鉄砲隊の出陣など、勇壮な戦国絵巻が再現されます。

4/29~5/3「米沢上杉まつり」(山形県米沢市)

山形県米沢市では毎年4月29日~5月3日まで「米沢上杉まつり」を開催しています。メインイベントの“川中島合戦”では上杉謙信が単身武田軍に乗り込む“三太刀七太刀”も再現。

5月の祭り・歴史系イベント

5/3「北條五代祭り」(神奈川県小田原市)

神奈川県小田原市では毎年5月3日に戦国大名北条氏を称える「北條五代祭り」を開催。 豪華な武者行列のパレードが市内を練り歩き、毎年多くの観光客で賑わいます。

2024年は60回を記念して、初代早雲役に合田雅吏さん、氏政役に髙嶋政伸さん、氏直役に柳沢慎吾さんが出演されます。

 

5/1~5「春の藤原まつり」(岩手県平泉町)

岩手県平泉町では、毎年5月1日から5日まで「春の藤原まつり」を開催。3日に行われる目玉の「源義経公東下り行列」では、義経主従が兄・頼朝に追われて平泉にたどり着いたシーンを再現。毎年義経役に人気若手俳優が出演し、多くの観光客で賑わいます。2022年には伊藤健太郎さん、2023年は犬飼貴丈さんが出演。そして注目の2024年は寺田心さんが登場予定です。

5/2~4「源平まつり/しものせき海峡まつり」(山口県下関市)

山口県下関市で毎年5月2~4日の3日間にわたり開催される「しものせき海峡まつり」。その主なイベントである「源平まつり」では、源平最後の戦いとなった関門海峡を舞台に源平武者行列や源平船合戦、源平弓合戦、先帝祭が行われます。
また、宮本武蔵と佐々木小次郎の戦いで知られる巌流島でもイベントが行われ、多くの観光客で賑わいます。

5/3「亀岡光秀まつり」(京都府亀岡市)

京都府亀岡市では、毎年5月3日に亀山城の初代城主・明智光秀をたたえる 「亀岡光秀まつり」を開催。光秀公の勇壮な武者行列を再現する「明智光秀公武者行列」が城下町周辺を練り歩きます。

5/3「光秀まつり」(岐阜県恵那市)

明智光秀の出生地説がある岐阜県恵那市明智町でも毎年「光秀まつり」を開催しています。市内では武者行列が練り歩き盛り上がります。

5/4,5「伊達なうわじまお城まつり」(愛媛県宇和島市)

愛媛県宇和島市では「伊達なうわじまお城まつり」を開催。伊達秀宗公の宇和島入部を再現する伊達五十七騎大武者行列などが行われます。

5/4,5「紀州九度山 真田まつり」(和歌山県九度山町)

真田昌幸・幸村(信繁)父子が関ケ原の戦い後に蟄居した和歌山県九度山町では、5月4・5日の2日間「紀州九度山真田まつり」を開催。真田鉄砲隊の演武のほか、武者行列が街中を練り歩きます。

5/11,12「ひの新選組まつり」(東京都日野市)

日野出身の新選組副長・土方歳三の命日5月11日に毎年開催される「ひの新選組まつり」。例年全国から多くの新選組ファンが集まり、新選組隊士コンテストやパレードなどのイベントで盛り上がります。

関連サイト:日野市観光協会ホームページ

5/18,19「箱館五稜郭祭」(北海道函館市)

北海道函館市で毎年5月に行われる「箱館五稜郭祭」。2日間にわたり開催され、1日目は箱館戦争ゆかりの地を巡る碑前祭や土方歳三コンテスト、2日目は戊辰戦争の旧幕府軍・官軍に扮した維新行列や五稜郭の明け渡しを再現する開城セレモニーなどが行われます。

5月第3日曜日前後「仙台・青葉まつり」(宮城県仙台市)

毎年5月第3日曜日と前日に行われる「仙台・青葉まつり」。土曜の宵まつりでは街中ですずめ踊りが演舞され、日曜の本まつりでは武者行列のほか、伊達政宗公を祀る青葉神社の神輿渡御に山鉾巡行などの時代絵巻が繰り広げられます。

5月最終土日月曜日「相馬野馬追」(福島県南相馬市)

福島県南相馬市で毎年開催されている「相馬野馬追」。1000年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。その由来は、相馬中村藩の先祖とされる平将門が野馬を捕らえた軍事訓練で、旗差物を身に付けた騎馬武者たちが御神旗を目指し疾走する神旗争奪戦は壮観です。

これまで毎年7月末に実施されてきましたが、令和6年度以降は5月最終土・日・月曜日の3日間に日程変更されましたのでご注意ください。

6月の祭り・歴史系イベント

6/2「本能寺信長公忌」(京都府京都市)

1582(天正10)年、本能寺の変で自害した織田信長の旧暦命日である6月2日に、本能寺にて行われる信長公忌。法要とともに、毎年信長公にちなんだイベントなども開催されています。

5/31~6/2「金沢百万石まつり」(石川県金沢市)

石川県金沢市で毎年6月上旬に行われる金沢百万石まつり」。加賀藩祖・前田利家公が金沢城に入城し、その礎を築いた偉業をしのんで開催されています。2024年は5月31日(金)~6月2日(日)に開催。目玉の“百万石行列”には著名人も参加し盛り上がります。

2024年は前田利家公役に仲村トオルさん、正室・お松の方役に夏菜さんの出演が決まりました。

6月上旬「桶狭間古戦場まつり」(愛知県豊明市)

1560年、今川義元と織田信長が戦った桶狭間の戦い。その舞台となった桶狭間古戦場がある愛知県豊明市では「桶狭間古戦場まつり」が開催。両軍の戦死者の供養祭も行われます。

6月上旬「平家大祭」(栃木県日光市)

平家落人の伝説が残る、栃木県湯西川温泉で毎年6月に開催される「平家大祭」。平家の武者や姫に扮した平家絵巻行列のほか、琵琶演奏や雅楽など平家にちなんだ催しが行われ、当時の栄華が再現されます。

6月上旬「設楽原決戦場まつり」(愛知県新城市)

天正3(1575)年の長篠・設楽原の戦いの舞台、愛知県新城市の設楽原古戦場で毎年6月に開催される「設楽原決戦場まつり」。日本で初めて鉄砲が大量に使われたことから、火縄銃や馬防柵の演武などが行われ、当時の様子を再現しています。

7月の祭り・歴史系イベント

7月第4日曜「清正公まつり」(熊本県熊本市)

加藤清正公の遺徳を偲び、ゆかりの地・熊本県の加藤神社で毎年7月の第4日曜に開催される「清正公(せいしょこ)まつり」。最大の見どころは街中でのみこしの競演です。神幸行列が行われる一週間前には「清正公夜市」も行われ盛り上がります。

7月最終土曜「源平火牛まつり」(富山県小矢部市)

源平倶利伽羅合戦で木曾義仲が用いた作戦『火牛の計』にちなみ、富山県小矢部市で毎年7月の最終土曜日に開催される「メルヘンおやべ源平火牛まつり」。祭りの目玉“火牛の計レース”では、巨大な藁の牛が据え付けられた台車が走り、迫力満点です。

7月下旬「一心祭り」(広島県安芸高田市)

毛利元就ゆかりの地・広島県安芸高田市で毎年7月に開催される「一心祭り」。見どころは、元就公が3人の息子に“三子教訓”を唱える場面を再現した武者絵巻です。ほか、元就公の逸話にちなんだ「一心節踊り」なども行われます。

7月下旬「おおやま佐々成政戦国時代祭り」(富山県富山市)

真冬のさらさら越えで知られる戦国武将・佐々成政にちなみ、富山市で開催される「おおやま佐々成政戦国時代祭り」。武者行列のほか、鍬崎山の埋蔵金伝説に関連したイベントなどが行われます。

8月の祭り・歴史系イベント

8月初旬「伊達武者まつり」(北海道伊達市)

明治初期、仙台藩一門の亘理領主・伊達邦成とその家臣たちの集団移住により開拓された北海道伊達市。その歴史と伝統を受け継ぐ伊達武者まつりは、夏の一大イベントです。武者行列や武者山車など、市内各地で賑わいます。

8月中旬「松前城下時代まつり」(北海道松前町)

北海道松前の城下町で毎年8月に開催される松前城下時代まつり。伝統ある山車行列や花火大会などで盛り上がるなか、注目はバイク武者軍団パレードです。鎧兜を身にまとった武者軍団が、バイクで町内を疾走する様子はインパクト大!

8月下旬「越前朝倉戦国まつり」(福井県福井市)

戦国大名・朝倉氏が栄華を極めた城下町を復原した、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で毎年8月に開催される「越前朝倉戦国まつり」。昼は戦国時代行列や火縄銃の砲演などで盛り上がり、夜は越前万灯夜も人気。約15000個のろうそくで一帯がライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がります。

8月下旬「因島水軍まつり」海まつり・火まつり(広島県尾道市)

広島県の因島を拠点に活躍した村上水軍を再現する因島水軍まつり。毎年8月下旬に3部構成で開催され、8月には第2弾の火まつり、第3弾の海まつりが行われます。海まつりでは、村上水軍が伝令船として使用した木造船「小早(こはや)」による競争レースなどで盛り上がります。

8月下旬「謙信公まつり」(新潟県上越市)

戦国武将・上杉謙信公の遺徳をたたえ、新潟県上越市で開催される謙信公祭
94回目となる今年の上杉謙信役には、初の女性が選ばれ注目を集めています。 まつりの最大の見どころは、25日に行われる川中島合戦の再現。迫力ある戦国絵巻は必見です。

参考サイト:上越観光ナビ

9月開催イベント

9/22~24「会津まつり」(福島県会津若松市)

福島県会津若松市で毎年9月に開催される一大イベント・会津まつり。最大の見どころは会津藩公行列です。鶴ヶ城本丸での出陣式後、総勢約500名による武者行列が町を練り歩きます。

関連サイト:会津まつり協会

9月上旬「政宗公まつり」(宮城県大崎市)

伊達政宗が仙台城へ移る以前、青年時代を過ごした宮城県大崎市の岩出山で開催される政宗公まつり。見どころは、約410年前の上洛した様子を再現した武者行列です。前日には宵まつりも行われます。

10月開催イベント

10月上旬「鬼小十郎まつり」(宮城県白石市)

片倉氏の居城・白石城で毎年10月に行われる「鬼小十郎まつり」。 メインイベントは、二代目片倉小十郎重長の大坂夏の陣における激闘を再現した “片倉軍VS真田軍決戦・大坂夏の陣~道明寺の戦い~” 。勇壮な合戦シーンは必見です。

10月上旬「道灌まつり」(神奈川県伊勢原市)

戦国武将・太田道灌にちなんだ伊勢原市最大のイベント「伊勢原観光道灌まつり」。見どころは、太田道灌公鷹狩り行列と北条政子日向薬師参詣行列です。他にも市内各所でイベントが行われ、2日間にわたり賑わいます。

公式サイト

10月中旬「大多喜お城まつり」(千葉県大多喜町)

千葉県の大多喜城で毎年行われる「大多喜お城まつり」。本祭では、初代城主である徳川四天王のひとり・本多忠勝公の一行に扮した武者行列などが城下町を練り歩くほか、各会場で様々な催しが行われ盛り上がります。

10月中旬「松代藩 真田十万石まつり」(長野県松代町)

松代藩真田家十代の250余年におよぶ善政をたたえる「松代藩 真田十万石まつり」。最大の見どころは、総勢250人余りが町内を練り歩く真田十万石行列です。

公式サイト

10/19,20「名古屋まつり」(愛知県名古屋市)

撮影:レキシペリエンス編集部

名古屋の秋といえば「名古屋まつり」。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑が約600人を従える郷土英傑行列のほか、指定文化財「山車揃」や市文化財「神楽揃」など豪華絢爛な行列が街中を彩ります。

公式サイト

10月中旬「関ケ原合戦祭り」(岐阜県関ケ原町)

戦国ファンが集う、関ケ原町最大のイベント「関ケ原合戦祭り」。関ケ原合戦絵巻や鉄砲隊演武のほか、ステージでのライブ、戦国グッズマーケットなど、戦国好きにはたまらない祭りです。

10/22「時代祭」(京都府京都市)

京都平安神宮の大祭であり、京都三大祭のひとつとされる「時代祭」。
8つの時代を20の列、総勢約2000名で構成された豪華な時代行列は圧巻。綿密な時代考証に基づいた衣装などにも注目です。例年は、桓武天皇が長岡京から平安京に都を移した10月22日に行われています。

10月下旬「妙円寺詣り」(鹿児島県日置市)

鹿児島三大行事のひとつである「妙円寺詣り」。関ケ原の戦いで敵中突破した島津軍の苦難をしのび、鹿児島城下の武士たちが参拝したことが由来となっています。当日は勇壮な武者行列や郷土芸能の奉納などが行われ、多くの人で賑わいます。

11月開催イベント

11月上旬「ぎふ信長まつり」(岐阜県岐阜市)

岐阜の礎を築いた織田信長公を称え毎年開催される「ぎふ信長まつり」。最大の見どころは信長公騎馬武者行列です。

公式サイト

11月上旬「石田三成祭」(滋賀県長浜市)

石田三成ゆかりの地・滋賀県長浜市の石田町で毎年開催される石田三成祭。当日は三成公の法要が行われるとともに、三成公にちなんだステージイベントなどで盛り上がります。

11月中旬「長岡京ガラシャ祭」(京都府長岡京市)

明智光秀の娘としても知られる細川ガラシャ。毎年11月に開催される長岡京ガラシャ祭りでは、その輿入れの様子を再現する行列巡行のほか、飲食ブースやステージイベントで賑わう楽市楽座も開かれます。

12月開催イベント

12/14「赤穂義士祭」(兵庫県赤穂市)

赤穂義士たちが討ち入りを果たした12月14日、毎年兵庫県赤穂市で行われる赤穂義士祭。最大の見どころは忠臣蔵パレード。毎年ゲストが大石内蔵助役として義士行列に参加されます。市内各地で様々なイベントも行われ、赤穂市最大のイベントとして盛り上がります。

12/14「赤穂義士祭」(東京都港区)

東京でも赤穂義士祭が開催されています。赤穂浪士と浅野長矩夫妻の墓がある東京都港区の泉岳寺では、墓前での読経供養が行われ、毎年多くの一般参詣者が焼香に訪れます。また、吉良邸跡地から泉岳寺までを討ち入り装束で行進する義士行列も見どころです。

泉岳寺の赤穂義士祭

撮影:レキシペリエンス編集部