歴史上の人物も愛した!老舗の和菓子をお取り寄せ

コロナ禍で外出自粛が続くなか、地方グルメのお取り寄せが人気となっています。創業100年以上の歴史を持つ老舗の銘菓も、オンラインショップや通販で購入できるのをご存じですか?
今回は、全国各地からお取り寄せできる銘菓を厳選してご紹介します。歴史上の人物も愛した和菓子を、ぜひおうちで味わってみてください。

1349年創業!塩瀬総本家の「志ほせ饅頭」

塩瀬総本家の「志ほせ饅頭」「本饅頭」
左「志ほせ饅頭 」右「本饅頭」(撮影:レキシペリエンス編集部)

南北朝時代の貞和5(1349)年、今から約660年ほど前の創業と伝わる塩瀬総本家。宋で修業を終えた龍山徳見の俗弟子・林淨因が、奈良で餡入り饅頭を売り出したのが始まりとされています。室町時代には後土御門天皇より桐の御紋を拝領し、足利義政から「日本第一番饅頭所」の看板を贈られました。
塩瀬の饅頭は、織田信長明智光秀豊臣秀吉徳川家康といった名だたる武将にも愛され将軍家御用達となり、明治維新後は宮内庁御用達として今も伝わっています。
本店は東京・明石町にありますが、オンラインショップでも定番の「志ほせ饅頭」や季節限定商品が購入できますよ。
ちなみに店舗で販売されている「本饅頭」は、家康が長篠の戦いに出陣した際に献上された饅頭を再現したもの。兜に盛って軍神に供え戦勝祈願をしたことから、別名“兜饅頭”と呼ばれているそうです。

1421年創業!亀屋陸奥の「松風」

亀屋陸奥の「松風」
松風(撮影:レキシペリエンス編集部)

室町時代中期の応永28(1421)年創業と伝わる京都の亀屋陸奥。古くから本願寺に仕え、供物や諸事に携わってきた老舗の和菓子店です。
代表銘菓として有名な「松風」は、元亀元(1570)年から11年間続いた石山合戦のなか、三代目が創製した品が兵糧の代わりとなったことが始まりといわれています。
『燃えよ剣』『関ヶ原』といった司馬遼太郎の小説や、大河ドラマ『真田丸』などにも登場しており、歴史好きなら一度は食してみたいと思ったこともあるのではないでしょうか。電話またはファックスで注文可能のほか、高島屋など百貨店のオンラインショップでも購入できますよ。

1461年創業!総本家駿河屋の「煉羊羹

室町時代中期の寛正2(1461)年に創業した老舗和菓子屋 総本家駿河屋は、煉羊羹発祥の店といわれています。京都・伏見に店を構えていた頃、当時作っていた紅羊羹が珍しいと豊臣秀吉に取り立てられ、諸大名の賞賛を受けたそうです。
五代目が考案した煉羊羹は代表銘菓となり、その製法は現在も守られています。

オンラインショップでは、秀吉の大茶会の引出物に使われた紅羊羹を再現した「太閤秀吉献上羊羹」も購入可能。約400年前の味がおうちで味わえます。

紀州徳川家の祖・徳川頼宣も幼少の頃から好んで食べていたことから、総本家駿河屋も駿河そして紀州へとともに移っています。上洛の際に道中で食べたという「本ノ字饅頭」もおすすめですよ。

本ノ字饅頭(写真:レキシペリエンス編集部)

1502年創業!平戸蔦屋の「カスドース」

出典: 服部幸應のお取り寄せ

室町時代の文亀2(1502)年創業、平戸藩主松浦家の御用菓子を務めた九州最古の和菓子店 平戸蔦屋 。代表銘菓の元祖「カスドース」は、カステラを卵黄にくぐらせて糖蜜で揚げた贅沢な南蛮菓子で、 江戸時代にポルトガル人宣教師から伝わったのだとか。
創業から変わらない味は、料理評論家の服部幸應先生が厳選したお取り寄せサイトで取り扱われているというお墨付き。当時は殿様だけしか食べられなかった贅沢なお菓子をおうちに取り寄せて味わえるなんて、良い時代になりました。

ちなみに本店がある平戸の「按針の館」は、三浦按針(ウィリアム・アダムス)が暮らした歴史的な建物なので、コロナ禍が落ち着いたら現地にも足を運んでみたいですね。

1617年創業!亀屋清永の「清浄歓喜団」

創業は元和3(1617)年と伝わる京都の亀屋清永。その代表的銘菓といえば「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」です。奈良時代、遣唐使によって伝えられた唐果物(からくだもの)のひとつで、京菓子のルーツといわれています。本店は京都の八坂神社近くにありますが、最近オンラインショップでも販売を始めたようです。特徴的なこのフォルム…盛り付けるだけでおうち時間も雅に過ごせそうですね。

1625年創業!森八の「長生殿」

日本三銘菓のひとつでもある「長生殿」
日本三銘菓のひとつでもある「長生殿」 (撮影:レキシペリエンス編集部)

寛永2(1625)年創業、石川県金沢市の老舗和菓子店 森八。代表銘菓の「長生殿」は日本三銘菓のひとつとして知られています。
長生殿は、加賀藩三代藩主・前田利常から七夕のための落雁を命ぜられた三代目が、小堀遠州の助言・命名により生み出した落雁です。彫り込まれた「長生殿」の文字も、小堀によるものなんですね。上質な和三盆糖を用いた製法は、今も変わっていません。
森八のオンラインショップでは長生殿のほか、加賀一向一揆の兵糧に起源を発する「千歳」や、加賀藩士の紋服を映したと伝わる「黒羊羹」なども購入可能です。

1639年創業!鶴屋の「丸房露」

「丸房露」(撮影:レキシペリエンス編集部)
「丸房露」(撮影:レキシペリエンス編集部)

寛永16(1639)年、佐賀の城下町に創業した鶴屋。代表銘菓の「丸房露」は、二代目が長崎の出島でオランダ人より製法を学んだもので、大隈重信が愛したことでも知られています。
大隈は帰郷の際に丸房露を食べて大変気に入り、東京・早稲田の邸宅に職人を招き、邸内に築いた竈で丸房露を焼かせたという逸話が残っているほど。
現在、鶴屋の店舗は佐賀のみのようですが、オンラインショップでも購入可能です。家に竈を用意しなくても丸房露が手軽に食べられるなんて、大隈もさぞ羨ましがることでしょう。南蛮菓子の元祖丸房露、ぜひ一度味わってみてください。

1805年創業!船橋屋の元祖「くず餅」

出典:餅船橋屋公式通販ショップ

江戸時代の文化2(1805)年、東京の亀戸天神参道に創業した元祖くず餅「船橋屋」。200年以上伝わるくずもちは、亀戸天神の参拝客に大変人気だったそうで、明治初頭のかわら版「大江戸風流くらべ」では江戸甘いもの屋番付に横綱としてランクされています。
ちなみに亀戸の本店には西郷隆盛芥川龍之介、永井荷風なども訪れており、看板の「船橋屋」は吉川英治が書いたものだとか。

和菓子で唯一の乳酸発酵食品として近年改めてブームとなっているくず餅。オンラインショップでは、あんみつとの詰め合わせセットも人気です。

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