大河ドラマのロケ地・撮影場所はどこ?作品の時代にタイムスリップできるスポットまとめ

えさし藤原の郷

時代背景にあわせた本格的なセットで撮影される大河ドラマ。その再現度の高さに「あのシーンはどこで撮影しているの?」とロケ地が気になる方も多いのではないでしょうか。2023年放送の『どうする家康』ロケ地をはじめ、様々な大河ドラマや時代劇の撮影が行われているロケ地の代表スポットをまとめてご紹介します。

歴史公園 えさし藤原の郷(岩手県奥州市)

大河ドラマのロケ地としてもっとも有名なスポットが、岩手県奥州市の歴史公園 えさし藤原の郷です。過去に撮影された大河ドラマ作品のラインナップがこちら!

【撮影された主な大河ドラマ】

  • 1993年「炎立つ」
  • 1994年「花の乱」
  • 1996年「秀吉」
  • 1997年「毛利元就」
  • 2001年「北条時宗」
  • 2002年「利家とまつ」
  • 2005年「義経」
  • 2007年「風林火山」
  • 2009年「天地人」
  • 2010年「龍馬伝」
  • 2012年「平清盛」
  • 2014年「軍師官兵衛」
  • 2016年「真田丸」
  • 2017年「おんな城主 直虎」
  • 2020年「麒麟がくる」
  • 2022年「鎌倉殿の13人」

これらの大河ドラマ以外にも、多くの時代劇や映画のロケ地になっています。

えさし藤原の郷がある奥州は、藤原氏ゆかりの地。もともと1993年放送の奥州藤原氏を題材にした「炎立つ」の撮影を機に整備された歴史テーマパークということもあり、以降多くの作品が撮影される“大河ドラマロケ地のメッカ”となりました。

約20ヘクタールという広大な園内には、時代考証に基づき再現された平安時代の歴史的建造物が建ち並びます。それぞれのスポットには、撮影された作品と撮影時のエピソードが書かれた案内板があり、大河ドラマのファンには嬉しいポイント。

えさし藤原の郷
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条氏邸宅の外観も撮影されました。
えさし藤原の郷
『おんな城主 直虎』で今川氏の館の南門として登場した政庁南門。

大河ドラマ出演者サインも展示されているロケ資料館

さらに、園内にあるロケ資料館には様々な大河ドラマ撮影時のエピソードや資料が展示されています。どこでどのシーンが撮影されたかがわかりやすいので、聖地巡礼ならこちらに立ち寄ってからスタートするのがおすすめです。

えさし藤原の郷 ロケ資料館
園内にあるロケ資料館。

2024年大河ドラマ「光る君へ」ロケ地になる可能性大!

えさし藤原の郷最大の魅力は、寝殿造など平安時代の建造物が忠実に再現されているところ。平安時代が舞台となる作品の多くがここで撮影されていることから、紫式部が主役となる2024年の大河ドラマ「光る君へ」のロケ地になる可能性が高いとみられます。

園内では平安装束をはじめとした時代衣装の着付けや文化を体験できます。SNS映えするスポットとしても人気で、大河ドラマファンでなくても楽しめるおすすめ観光スポットです。

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歴史公園 えさし藤原の郷
住所:岩手県奥州市江刺岩谷堂小名丸86−1
営業時間:9時30分〜17時
※冬期間11月1日~2月末日までは16時閉園
※入園は閉園の1時間前まで
定休日:年中無休
公式サイト:https://www.fujiwaranosato.com/

ワープステーション江戸(茨城県つくばみらい市)

茨城県つくばみらい市にある時代劇オープンセット・ロケ施設のワープステーション江戸。NHKエンタープライズ株式会社が運営しているため、近年放送されている大河ドラマの多くがここで撮影されています。
5.5ヘクタールの敷地内には、戦国から昭和まで各時代の街並みや建物が再現されています。特に城のセットは大手門や堀、櫓などどれも本格的で、本当にどこかの城に来たかのような景色が広がります。
ワープステーション江戸
大河ドラマ『真田丸』の上田城の戦いもここで撮影されたのだそう。
残念ながら施設の一般公開は2020年3月で終了しているため中は見学できませんが、コスプレイベントなどで一般の方が利用できる機会もあるようです。
ワープステーション江戸
住所:〒300-2306 茨城県つくばみらい市南太田1176
公式サイト:https://www.warpstationedo.com/

江戸ワンダーランド 日光江戸村(栃木県日光市)

栃木県日光市にある江戸ワンダーランド 日光江戸村は、江戸文化を体感できる人気歴史テーマパークです。村内には、街道や宿場、忍者の里、武家屋敷など江戸の町並みが再現されています。

江戸ワンダーランド日光江戸村
(画像提供:一般社団法人日光市観光協会)

日光江戸村では、その街並みを活かし、渋沢栄一を吉沢亮さんが演じた2021年大河ドラマ「青天を衝け」の撮影が行われました。他にも、ドラマ「JIN-仁-」や映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」などのロケ地にもなっているそうです。

忍者ショーや花魁劇場といったエンターテインメント要素も豊富なので、遊びながらロケ地巡りを楽しんではいかがでしょうか。

江戸ワンダーランド 日光江戸村
住所:〒321-2524 栃木県日光市柄倉470-2
営業時間:9時〜17時
※12月1日~3月19日の営業時間は9時から16時半
※冬期間1月16日~1月31日までは休村
※入村は閉園の1時間前まで
定休日:毎週水曜日
公式サイト:http://edowonderland.net/

ロケ地巡りなら作品の主人公ゆかりの地がおすすめ

これまで多くの作品でロケ地になったスポットを紹介しましたが、一番のロケ地は、なんといっても主人公となる歴史上の人物ゆかりの地です。特に主人公ゆかりの城、神社などは撮影に使われることも多いので、ロケ地が気になる方は実際にゆかりの地へ訪れるのがおすすめです。

2023年大河ドラマ「どうする家康」ロケ地は愛知や静岡

「どうする家康」では、家康公ゆかりの地である愛知県などで2022年の5月下旬から撮影が行われています。撮影の合間には、主演の松本潤さんたちも徳川家康公ゆかりの地巡りをしていたそうですよ。

ちなみに、主演の徳川家康役・松本潤さんと、本多忠勝役・山田裕貴さんのシーンは、愛知県田原市の堀切町海岸で撮影されたのだとか。

作品の後半では、家康公が晩年を過ごした静岡での撮影も期待されています。

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2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ロケ地は北条家ゆかりの静岡

2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、北条家ゆかりの地・伊豆の国市のオープンセットや、沼津市や裾野市、富士宮市など静岡県内の各地でロケが行われました。放送後の余韻に浸り、改めて聖地巡礼に出かけてみてはいかがでしょうか。

 

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