歴史上の人物ゆかりの老舗温泉旅館|戦国武将や幕末志士が宿泊した宿に泊まろう

今も泊まれる歴史上の人物ゆかりの老舗旅館|戦国武将や幕末志士も宿泊した旅館まとめ

歴史好きなら戦国武将や幕末志士など歴史上の人物にゆかりのある温泉や旅館に泊まってみたいと思ったことがあるはず。そこで今回は、今も宿泊できる歴史上の人物ゆかりの老舗旅館を全国から厳選して紹介します。史跡巡りとあわせ、その歴史を宿泊体験してみませんか。

伊達政宗も愛した秘湯「青根温泉 湯元 不忘閣」(宮城県川崎町)

伊達政宗も愛した秘湯 青根温泉「湯元 不忘閣」(宮城県・青根温泉)
出典:じゃらん「湯元 不忘閣」

宮城県の青根温泉にある創業約500年の「湯元 不忘閣(ふぼうかく)」は、かつて伊達政宗も宿泊した老舗温泉旅館。宿の名前は、政宗公がこの地を忘れないように「不忘」と名付けたことに由来するそうです。

不忘閣には、歴代伊達藩主御用達の『御殿湯』と『青根御殿』が今も残っています。古くから伊達家が御殿湯として使用した『大湯 金泉堂』の浴槽は蔵王石で造られており、なんと政宗公が入浴した当時のまま。『新湯』も1528年に造られた当時のままの石造りの風呂です。

伊達藩主のために作られたという『青根御殿』は、明治時代に火災により焼失してしまったものの、昭和7年に復元再建。登録有形文化財にも指定され、現在内部では伊達家ゆかりの書画骨董など貴重な品々が展示されています。宿泊者限定で女将さんに案内してもらえるので、歴史好きにはたまらないですね。

不忘閣には他にも、芥川龍之介や川端康成、与謝野晶子など多くの文人が訪れたといいます。政宗公も愛した秘湯に浸かり、その歴史を追体験してみてはいかがでしょうか。

青根温泉「湯元 不忘閣」

住所:宮城県柴田郡川崎町青根温泉1の1
アクセス:仙台駅から高速バス遠刈田温泉行「アクティブリゾーツ」下車

宿泊料金:大人1名 18,150円~(税込) 

武田四天王・山縣昌景の子孫が当主の宿「川浦温泉 山県館」(山梨県山梨市)

武田四天王・山縣昌景の子孫が当主の宿「川浦温泉 山県館」(山梨県山梨市)
出典:じゃらん「川浦温泉 山県館」

山梨県の名川・笛吹川上流にある「川浦温泉 山県館」は、武田信玄公の重臣・武田四天王の一人として知られる山縣昌景の子孫を当主として続く老舗旅館です。安政3年(1856年)に山縣家13代当主・信徳氏が湯宿を創業し、現当主は15代目にあたります。

川浦温泉は、建久5年(1194年)に畠山重忠が発見したといわれ、永禄4年(1561年)に武田信玄の命により、山県昌景の元で温泉開発が行われました。信玄公が温泉開発を命じた際の下知状も遺っており、恵林寺の宝物館に所蔵されていますが、その写しは山県館のロビーで見ることができます。また、玄関では昌景の鎧兜がお出迎えしてくれるなど、子孫が経営する宿ならではの見どころも。

歴史好きだけでなく、温泉好きからも評価の高い100%源泉かけ流しの名湯が堪能できます。山梨県には川浦温泉のほかにも信玄公の隠し湯が多く伝わっていますので、温泉や信玄公ゆかりの地巡りの際の拠点としておすすめです。

川浦温泉「山県館」

住所:山梨県山梨市三富川浦1140
アクセス:中央自動車道勝沼ICより塩山経由国道140号で21㎞、中央線塩山駅よりバスかタクシー利用 ※無料送迎バスあり(要事前予約)

宿泊料金:大人1名 11,500円~(税込) 

明治維新の志士たちが集った「湯田温泉 松田屋ホテル」(山口県山口市)

明治維新の志士ゆかりの旅館「松田屋ホテル」(山口県山口市)
出典:じゃらん「湯田温泉 松田屋ホテル」

1675年に創業した山口県の湯田温泉「松田屋ホテル」は、高杉晋作、木戸孝允、西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文、大村益次郎、山県有朋、井上馨、坂本龍馬といった長州・薩摩・土佐の名立たる志士達が集った、歴史ある老舗旅館です。当時薩長同盟のため京都の薩摩藩邸と長州の間を奔走した坂本龍馬も松田家に滞在し、薩摩の西郷・大久保、長州の木戸・伊藤らもここで会談していたそうです。

1860年に設営された「維新の湯」には、彼らも浸かったといわれています。ちなみに現在も当時の浴槽をそのまま使用しており、家族風呂として入浴できるようです。

明治維新の志士たちゆかりの温泉「松田屋ホテル」維新の湯(山口県山口市)
出典:じゃらん「湯田温泉 松田屋ホテル」

長州藩士とは特にゆかりが深く、館内には初代内閣総理大臣でもある伊藤博文による揮毫額なども飾られています。また高杉晋作は奇兵隊を創設した1863年に、松田屋の玄関横の楓の幹に「盡国家之秋在焉」(国家に盡すのときなり)と文字を刻んでおり、貴重な歴史的遺物として現在も松田屋明治維新資料室で保存されています。資料室には吉田松陰や久坂玄瑞ゆかりの品なども展示してあり、まさに長州藩の歴史を学び感じられる旅館です。

客室の名前も高杉晋作にちなんだ「高杉」や、木戸孝允の号にちなんだ「松菊」と名付けられており、歴史好きの方が宿泊されることも多いそうです。ちなみに作家の司馬遼太郎も「雪舟」という部屋に滞在し、『街道をゆく』の取材・執筆していたといいます。

幕末好きにはたまらない、維新志士たちも泊まったゆかりの旅館。近隣の史跡巡りを楽しみつつ泊まってみたいですね。

湯田温泉「松田屋ホテル」
住所:山口県山口市湯田温泉3丁目6-7
アクセス:JR山口線「湯田温泉駅」から徒歩約10分
宿泊料金:大人1名 36,300円~(税込) 
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